更新日:2018年05月18日
花村先生の事務所に勤めて半年が経つ頃、豊川市の弁護士石田啓二先生からお誘いをいただきました。「こっちに帰ってきて一緒に仕事しませんか。」
私は、花村先生に相談しました。「石田先生にはお世話になった。帰りたい気持ちもある。でも、豊川に帰れば弁護士業がメインになる。刑事も離婚もやらないといけない。大事な仕事でしょうが、私は正直つまらんです。税務がわかる弁護士になる、花村先生のところでその想いは一層強くなりました。」
そう言うと、先生は、こう言われました。「考えどころだね。でも、つまらない事件で稼いでも、三浦君はきっといらつくよ。いつか三浦君は言ったね、『僕は裁判例を読むのが楽しい。地裁の裁判官の適切な事実評価を読むとセクシーだと感じる。』と。僕はあれを聞いて三浦君は筋金入りだと確信した。金のために税務を選んだわけじゃない。こんな言い方は良くないけど、三浦君は豊川なんて片田舎で普通の弁護士で終わっちゃだめだと思う。もう少しここに居なさい。」