更新日:2018年05月18日
私の師匠は、名古屋の相続税専門の税理士、花村一生(いっせい)先生です。私が初めて先生にお会いしたのは、司法試験合格後、弁護士と税理士の私的な勉強会に参加したときのことです。弁護士からの質問に答える回答は簡潔でごまかさない。性格は超俗的で名誉・利益に興味がない。とりわけ私が心惹かれたのは、他人の評価を気にしない心の芯をもっておられたこと。「他人の頭の中で幸せでありたいと願う」(ショーペンハウエル)あほ面の多い世の中で、この方は人物だと思われました。
私は、先生に、「定性的な判断しかできない弁護士にはなりたくない。定量的な分析もできる本物の知性になりたい。この国のために、税務がわかる弁護士になりたい。」とお話したところ、先生はこう言われました。「大変見込みのある気持ちです。相続のことも税金のこともわかる法律家は誰もいません。三浦君が相続税を習得すれば相続の分野で唯一の存在になれます。相続税を志すならいつでも歓迎します。」